ラベル おもかげ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル おもかげ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年10月23日土曜日

58


レモンマリーゴールドが咲くと
彼を思い出す。

Sic――。

あれから10年。
Rossiも今季で引退するよ。

2017年5月23日火曜日

The Kentucky Kid


ひまわりみたいなひとだった。
暑い夏のよく似合う、
笑顔の素敵なひとだった。

2006年、ひときわ輝いた69。
Nicky、キミを忘れない。

2016年9月10日土曜日

tough-guy


Archが死んだ。

ヘリコプターの事故だという。
墜落の原因はまだ分かっていない。

2008~2010年の、
Bonhomme vs. Archを思い出す。

熱かったあの空。


2015年10月23日金曜日

4年


レモンマリーゴールドが満開になると
マレーシアGPがやってくる。

あなたのことを「like a youngest brother」と言ってた彼が、
今季は11ポイント差でトップの座を死守しているよ。
そして昔のように、若者に心理戦を仕掛けているよ。
最年長でも、なりふりかまわずタイトルを狙っているよ。

ねぇ、Sic。

2013年10月23日水曜日

58

 


今年もまた、レモンマリーゴールドの季節。

春先に短く刈り込むだけで何もしていないのに、
秋にはこうして黄色い滝のように咲き誇る。

軽く触れただけで移る香り。
秋に逝ったあの人を思いながら。

2013年8月6日火曜日

弔い


「私は甘やかして育てちゃったから
あなたが厳しく育ててあげて」

今更ムリですよと笑った夜。
それが最期になるとも知らずに。

好きなのにあまり飲めなかった義母だから、
せめて美味しいお酒で見送ろう。

2011年10月26日水曜日

Ciao Marco


Sicが死んだ。

あるがまま受け入れることは、
何故こんなにツライのだろう。

今はただ、黄色い花に祈ろう。
君の髪のような、レモンマリーゴールドに。

2011年9月30日金曜日

五つの借り物


絵が好きだった。
写真が好きだった。

言葉少なに図録や写真集を手渡された。
夫と相似形の長い指を持つ義父との
共通の話題が嬉しかった。

昔の写真を語るときには饒舌になった。
あふれる思いが聞く耳を幸せにした。


「アナタに貸すから」

今年の正月にそう言われた。
初めてのデジイチは借り物NEX-5となった。

「GF1も使っていい」

そう言われたのは春先のこと。
すでにアミロイドの沈着が進んでいた。
予後不良の難病だと告知されていた。

頑なに拒んだ。

「GF1はお義父さんの、ですから」
病床の義父は静かに笑った。


毎週毎週、いろんな写真を届けに行った。
夫の写真と私の写真を競うように見せ合った。
どんな写真でも噛んで味わうように見てくれた。

帰り際、いつもぎゅっと手を握った。
握り返してくれる力強さが支えだった。


「遅くなると危ないから、早く帰りなさい」

促す言葉と裏腹に、手を緩めなかった5日前。
その手をムリヤリ解くように置いた。
何かを探すように動く指先。
後ろ髪を引かれる思いで病室を後にした。

・・・

私に貸すまでの7カ月で、
義父は335枚撮っていた。
借りてからの9カ月で
私は1775枚撮った。

今日もまたシャッターを切る。

NEX-5は借りたまま。
もう返せない。